トップ > 人狼動画をかってに解説 > アルティメット人狼9 昼2戦目の解説

対面人狼での白アピールとは

アルティメット人狼9昼の部第2戦について解説します。

管理人は対面試合をやったことは今までになく、また今回の動画では特に人狼ジャッジメントなどのチャット人狼で活かせる点を見つけられませんでしたが、ノエルが人間過ぎてカッコ良すぎたのでとりあげます(笑)。

限られた盤面ではありますが、対面ゲームのときはこういう立ち回りをすれば人間だと見てもらえるのだなあ、と思うことしきりです。

初日の議論時間におけるノエルの立ち回り

13人村なのでひとりひとり発言できる時間というのはそう多くありません。ノエルの立ち回りを取り上げるわけですが、実際にノエルが中身のある発言をしたのは投票時間くらいです。

しかしそこに、ノエルが人狼ではない、人間であるというアピールを強く見て取れます。

ノエルは人間であろう、という村の総意を得られたのは、ノエルのカミングアウトについての立ち回りがその理由です。村は初日に能力者を出すことに決めて、最初にテラゾーさんが霊能者COをします。

次に児玉さんが、自分はノエルと一緒にCOしたい旨を伝え、児玉さんとノエルが立ち上がります。

そこでノエルはすかさず「僕は能力をもっています。もうちょっと巻き込みませんか。一緒に言いたい人は名乗り出てください」と提案します。

さらにダンカンさん、齊藤さんの2人が立ち上がり、児玉さん・ノエル・ダンカンさん・齊藤さんの4人が「預言者(占い師)」もしくは「霊能者」というCOをする流れになります。

ここで取ったノエルの行動がカッコイイのです。

せーの、という音頭のあとにノエル以外の3人が預言者COをしたあと、ノエルはこう言って座ります。「能力はありません」。

人狼ジャッジメントで言うところの、いわゆる「村スラ」です。人狼Jではこの行為は非常に嫌われており、特にアルティメット式の村では害悪としかとらえられていない風潮があります。

しかし、このゲームにおけるノエルのこの立ち回りは、彼を人間として際立たせるに十分な効果がありました。

なぜ、この行為によってノエルが人間となるのか?管理人は、投票時間におけるノエル自身の説明を聞くまで、恥ずかしながらその理由がわかりませんでした。

投票時間におけるノエルの解説

上記の立ち回りによって、ノエルは阿部さんやメイソンなどおおむね村全体から「人間に見える」という好評価を得ます。しかし古川さんやスナパイさんなど一部からは逆の意見も聞かれました。

それに対してノエルは、投票時におこなった自分の行動と、それによって村が自分を人間と信じる理由についてクールに簡潔に解説します。そのノエルの発言全文を以下に掲載します。

「僕がたぶん人間と信じられているのは、3人いる預言者の中に含まれる人狼のだれかが、僕と一緒に能力を言うことを選択したからです」

「僕は能力がないただの人間ですが、僕が人狼であれば預言者3人の(うちの)だれかが僕と一緒に能力名を言うという挑戦をしたわけですね。だからそれが考えづらく、僕は人間だと信じられています」

いかがでしょうか。カッコ良すぎ。ザ・人間って感じがしますよね。

非常に限られた状況であり(そもそも自分のほかに、能力を一斉に言うという人が名乗り出る状況が必要)、管理人は対面試合自体やらないので活かすことは難しいですが「こんな立ち回りしてみたい!」と思わせられました。

しかもこのあと、上記の件をもとに3人のうちだれが人狼であるかを推理して、正しい選択をします。このときのノエル、やば過ぎ!

正しく推理してわかりやすく伝える

チャット人狼にひとつ活かせる点があるとすれば「自分の白アピ」の仕方でしょうか。

人狼ゲームは説得と誘導のゲームであり、いくら推理が正しくても周りの人間に理解してもらえなければ意味がありません。自分がいくら白かろうが、ほかの人間がそう思わなければ吊られてしまうのです。

その点において、ノエルの投票時における発言はとても重要です。あの発言によって、それまでノエルを疑っていた村の人間や動画視聴者は「ああ、なるほど」と改めさせられたのではないでしょうか。

正しく推理して、それを周りの人間にわかりやすく伝える。この2つの行為がセットになってはじめて、人狼ゲームで有利な立ち回りをできるようになると思います。

この記事の最終更新日は 2018年06月18日 です。

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