トップ > アルティメット村の戦術 > 霊能出しグレランのメリットとデメリット
まだ全伏せグレランやってるの?
人狼ジャッジメントにおけるアルティメット村において、初日の進行はだいたい「全伏せグレラン」か「霊出しグレラン」になると思います。
管理人は基本的に霊能者を出すことを希望するのですが、多くの場合は全伏せ勢に押し切られて(または霊能者自身がCOすることをためらって)全伏せグレランになります。
全伏せグレラン(占い師も霊能者もCOせずにグレランすること)のメリットとしては、吊り候補にさえあがらなければ役職者が長生きして、その結果、占い師による黒出しや霊結果が多く残ることがあげられます。
もちろんデメリットもあります。それは占い師や霊能者が吊られる可能性があるということです。
このデメリットについて全伏せ勢に説明すると、だいたいの場合「吊られる役職者が悪い。吊られないように立ち回るべきだ」という反論が返ってきます。はたしてそうなのでしょうか?
霊出しグレランのメリット
全伏せと霊出しを比較するために、霊出しグレランのメリットについても考えましょう。霊出しグレランにはザックリ言って、以下の利点があります。
- 狼を吊る確率が上がる
- 霊能者が複数出た場合、ロラで1人外を確定で吊れる
- 霊能者のゲゲゲがなくなる
- 霊能者のムダ占いがなくなる
狼を吊る確率が上がる
アルティメット村では初日の人数は13人です。そのうち役職者は占霊狩の3人、狼も3人です。
霊能者を出さない場合、狼を吊る確率は3/13ですが、霊能者がひとり出た場合は3/12になります(自分を客観視する場合の確率)。
また、役職者と狼の人数が同じことも重要なポイントです。もし霊能者が出なかった場合、役職者と狼を吊る確率は同じなのです(ともに3/13)。それならば、霊能者にCOさせてグレーをひとりでも減らすほうが良いですよね。
複数出た場合ロラで1人外を確定で吊れる
もし対抗COがあった場合は、霊能者ローラーで確定で1人外を吊ることができます。これを時短しておこなうことで占いが透けませんし、ロラをすることで占い師と狩人を誤って吊る確率がゼロになります。
人狼ジャッジメントでは、いまだに占い師がヘイトを買った場合に回避するということは稀ですし、自分の票をしっかり数えて遺言を残す占い師も少ない状態です。
このような状態では、やはり占い師を保護できる霊ロラはかなり強い戦略だと思います。
もちろんグレーの情報が落ちにくくなる、占い師が占い先を決める要素がなくなるなどのデメリットもありますが、霊能者の決め打ちは非常にむずかしいので、この場合はローラーが最適でしょう。
霊能者のゲゲゲがなくなる
ゲゲゲとは、役職者の潜伏死のことです。初日に占い師が噛まれて絶望村になってしまった場合、村が優秀である場合をのぞいてなかなか勝ち筋が見つけられない状態になります。
霊能者は占い師ほど重要ではないですが、それでもゲゲゲがないに越したことはありません。
霊能者が常に吊られない噛まれない立ち回りができればベストですが、個々のプレーヤーの能力によっては初日に吊られてしまい、ゲゲゲが発生することも少なくないです。
プレーヤーの巧拙に起因するゲゲゲを防ぐ意味でも、初日に霊能者がCOするメリットは大きいと思います。
霊能者のムダ占いがなくなる
グレランの場合、霊能者は吊られない噛まれない立ち回りを求められます。その結果、やや黒いムーブをしてしまうことも考えられます。
完全な吊り位置は避けつつも、3番手あたりの黒さをキープすることで狼にSGに適していると捉えさせて、噛みを回避する手段です。これは上手なプレーヤーほど意識することでしょう。
しかし上記の立ち回りをした結果、真占い師に占わせてしまう、という事態が起こり得ます。
初日にカミングアウトしていれば無駄に占わせることはなく、また黒くなる立ち回り自体が必要なくグレーを精査できる位置におさまったはずであるのに、COしないことで、貴重な占い先に自分の位置をもっていってしまうわけです。
それを防ぐ意味でも、霊能者の初日COは大事です。
霊出しグレランのデメリット
以上が霊出しグレランのメリットです。反対にデメリットもありますが、それはほぼ全伏せグレランのメリットと一致します。
平たく言えば、潜伏しておくことで長生きできたであろうと思われるのに、初日にCOすることで初日(2日目)の晩、もしくは3日目の晩には噛まれてしまう可能性がある、ということです。
これについては、管理人はそもそも霊能者による判定(霊結果)をそこまで推理の材料にしておらず、問題ないという見解です。
発言からその要素を拾い白黒の色を付ける、というのがグレランであり、グレランを推奨する人たちはそれこそが人狼の真髄であるととらえている節があります。
それならば、そもそも占い師や霊能者の結果というのはオマケであり(もちろんあった方が推理の材料は増えますが)、そこまでそこに重きを置くべきではないのではないでしょうか。
最低限の結果さえ残してくれればそれで良い、と管理人は考えているので、霊能者を長生きさせるために全伏せグレランをするというメリットは薄いと考えます。
もうひとつのデメリットとして、複数COがあったときにローラーをするのはもったいないという意見があります。
初日に霊能者を騙るのはおそらく狂人であり、真狂である霊能者をロラしても狼は吊れない、よってロラをせずにグレランをするべきであり、ロラの流れになった場合は市民側が不利になるという論調です。
これについては、ロラで1人外を確実に吊ることをメリットと考える向きもあるので、何とも言えません。捉え方の違いと言ったところでしょう。
管理人は前述のとおり、ロラで1人外吊れること、また占い師や狩人の保護につながることから、アルティメット村での初手霊ロラは現状オススメできる戦術であると考えています。
この記事の最終更新日は 2018年06月19日 です。